永和システムマネジメント

離れた拠点間での社員の交流
 

- 福井本社と東京支社に分かれる

 

株式会社永和システムマネジメントは、企業内情報システムの開発

やパッケージ開発、教育・コンサルティングなどを幅広く手掛ける、

システムインテグレータである。 IT業界では、コミュニティ活動や

勉強会、書籍執筆といった社外活動が活発なことでも知られている。

福井本社と東京支社の2拠点を中心に事業展開している。

 

 

 

社内でも異なる風土

 

両拠点では、取引先の業界・企業や事業部が異なり、業務上での接点が無いため、異なる文化が醸成され社内の雰囲気も随分異なっている。 また、取引先に常駐するタイプの開発も多いこともあり、社員同士を繋げる手段の必要性を強く感じていた。

 

製品だけではない、運営ノウハウを評価
 

- 製品を入れるだけでは十分ではない

 

こんな時に、紹介を受けたのが、SKIPだった。「製品だけでなく、

社内SNS運営のノウハウも含めた提案だったことが決め手でした」

と岡島氏は語ってくれた。 SonicGardenからは、企画~導入~立

上げ期間での、運営者の視点による活用ノウハウについてアド

イスを受けた。過去の事例から、運用期間の経過とユーザ数の増

加に関するグラフを提示し、どの期間にどのような方針で臨むべき

か、施策や注意点についての提案があった。導入方針についても、

社内システムでありがちなトップダウン型でなく、ボトムアップ型

を提案。「こうしたツールはトップダウンではなく小さな集団から

のほうが広がりやすいんです」と 西村社長も強く同意。実際に、提

案以降は、全てを岡島氏に一任した。

 

 

- SaaS版の本当のメリットとは?

 

高度なIT技術を持つ永和システムマネジメントであるが、導入当時から自社構築ではなく、SaaS版を活用している。なぜだろうか? 「エンジニアだと、システム構築に全力投球しがちで、その後の運営までモチベーションが保てず、燃え尽きる傾向が強い。導入すること自体が目的ではない」と、岡島氏は言い切る。 導入・運用の手軽なSaaS版を選択し、リソースをSKIPの運営に振り向けることにした。運用コスト面でも、社内が活性化すれば、十分に見合うとも言い添えてくれた。

 

組織風土を踏まえた運営
 

- 柔らかく、徐々に、自然に始める

 

システム名は、自治的で少し変わった人の集まりを意味する「コミューン」という名前を、岡島氏が命名。一風変わった名前にしておくことで、印象に残しておく効果を狙った。 運営チームは、岡島氏と新人一人が管理者を務める。岡島氏曰く、「気持ちの上では、管理者というより、プロモーション活動の担当者という感じですね」というように、規制やコントロールより、いかに盛り上げるかに意識を集中させている。気楽に書いて欲しいため、サイトオープンの際にも「このように利用すべき」といった利用規約にあたる強いメッセージを打ち出さなかったという。サイトのコンテンツについても、業務/業務外という区別は一切付けていない。

 

- 会社の風土を踏まえた、周到な立ち上げ作戦とは?

 

導入は、2009年9月より開始。最初は、入社1-3年目の数十人規模

からスタートして、若い年代の同期の間で徐々に浸透することか

ら始めた。次に、福井本社から有志を募った。「東京支社には、

SKIPにすぐ馴染み使いこなす積極的な社員が多いのはわかってい

た。しかし、積極的な社員がどんどん発信する場は、そうではな

い社員が初めて参加する時に敷居をあげることになる。なので、

あえて東京支社への参加の呼びかけを後にずらしたのです」 岡

島氏が社内の風土をよく理解していたからこそ、取れる作戦であ

り、これが見事に的中し、参加者を順調に伸ばすことができた。

 

社長ブログが効く

 

導入してから数ヶ月すると、利用率が伸び悩みを見せ始めた。そ

こで、岡島氏が使った起爆剤が、社長ブログだった。「社長のブ

ログは、キラーコンテンツでした」と 岡島氏と語る。1日に3、

4個はコメントが書き込まれるという。2008年11月に社長に就任し、

まず自分のことを社員に知ってもらうために、「全社員に公式に

伝える情報はメールで行いますが、それ以外のことはSKIPに書く

ようにしています。新しもの好きなので、いろいろなボタンを押

してSKIPを楽しんでいます」と西村社長は笑顔で語った。「歴史

がある会社なので、社長が率先して書く・社長からコメントが貰え

ることの効果は、非常に高い」と岡島氏も満足している。

 

- 意外な使われ方も!

 

「あの人がこんな話題を!」というのを見つけることが、岡島氏にとって喜びだという。エピソードとして紹介されたのは、会社のWebページのURLが英語的に不自然なことを感じた社員が、改善を提案したという話。それを見た Web担当者が、SKIP上でディスカッションをしながら修正したことがあるという。「わざわざ頼みにくいし、かといってそのままにしておくのも気になるし」ということを気軽に指摘できる環境が得 られたことを岡島氏は喜んでいる。

 

社内制度とSKIPで相乗効果
 

- 社内制度「小集団活動」とは?

 

永和システムマネジメントでは「小集団活動」と呼ばれる社員の自主的な活動を奨励している。扱うテーマは、業務に拘らない。会社変革のために、トップダウンでの活動ではなく、ボトムアップからの変革を狙った社内制度であり、経営戦略の一環だ。そこで得られた成果やその雰囲気を社内で偏りなく横展開する際にSKIPを活用している。

 

- 活動成果をアピールする場を探していた

 

「小集団活動を始める際には、まずSKIPでグループを作ってもら

うようにしています」と岡島氏が説明してくれた。現在のところ、

経営課題について語るグループ、関東近郊の山に登るグループ、

会計事務の勉強をするグループ、iPhoneの研究をするグループな

どが登録されており、岡島氏も趣味のボクシングのグループに参

加している。 「会社から支援を受けているので、活動成果を広く

共有・アピールして、仲間を募る場が欲しかったんです」 と語っ

てくれた。社内制度にSKIPを上手くリンクさせることで、相乗効

果を上げることができた。

 

社員の8割以上が参加
 

- ブログを書いたことがあるユーザが、30%を超える

 

導入時に立てた数値目標として、社員の80%がユーザー登録する

こと、そしてユーザの20%がブログを書くようなアクティブユー

ザーになることを置いた。2009年5月現在、 社員数220名のうち

182人がユーザになり、アクティブユーザーも50人を超えており、

当初の目標を達成している。一般的には20%を超えれば高いと言

われており、この成果には、岡島氏も驚いているという。 他にも、

SKIPの使い方勉強会が開催されたり、プロジェクトでの連絡報告

で利用しており、結婚報告ブログなど、多彩な用途で使われており、

社内コミュニケーション基盤としても定着しつつある。

 

現場担当者が語る活用3つの秘訣

 

岡島氏が、導入してからの9ヶ月間を振り返るに、社内SNS成功の秘訣は3つだという。

 

  • 1.導入にトップの理解がある

  • 2.積極的な社員を、タイミング見て大量動員する

  • 3.会社の方針とマッチする

 

である。就任した西村社長の社員にメッセージを届けたいという想い、SKIPに魅力を感じる社員の力を集結して社内SNSという場を盛り上げたこと、そし て小集団活動を奨励する会社の方向性に合致したことが、ユーザー数のアップ、そしてアクティブユーザー獲得のキーになった。現在新しい試みとして、同社の来期目標を象徴するロゴをSKIP上で募集しているという。同社では「生き生き」を来期の目標としており、現在10個を超えるロゴ案が集まっているという。

 

盛り上がった状態をキープするために
 

- 導入を考える経営者へのメッセージ

 

西村社長に、導入を検討している経営者へのメッセージを伺うと、

「まずはトップが率先して利用すること。また社内SNSが活発にな

るかどうかは、どれだけそこで自由が許されているかで決まる。何

か制限が加わるたびに、活動は下火になっていく。経営層の方々は

背中を押したり見ているのがいい」と強調した。また、「社長ブロ

グだけでは、この先ずっとは続かない。どう盛り上げていくかを常

に考えて欲しい」という要求も、岡島氏に伝えた。

 

 

盛り上がりをキープすること

 

岡島氏は、同社でのSKIP運営が、導入ステージを超え、新しい成果

を出すステージに入っていると考えている。「盛り上がった状態を

キープするのは並大抵のことではありませんが、社員全員の協力と

潜在的なニーズがあったおかけで、施策が上手くいったと思う。こ

れからも粘り強く土壌を育て、新しいムーブメントが生まれてくる

ことを支援したい」と力強く答えてくれた。

 

SKIPを一言で言うと・・・コミュニケーションベース

 

「SKIPを一言で表現するならコミュニケーションベース(基地)」ですねと、岡島氏は語る。「離れて仕事をすることが多いからこそ、SKIPをふるさと・いえのような暖かい、戻ってこれる場所にしたい」 これまで知る機会が無かった異なる拠点の仕事をブログを通じて理解するなど、東京と福井の距離は確実に縮まっている。 「私がよく言ていることですが、”新しき永和” (=東京支社)と”古き良き永和”(=福井本社)と、異なる文化にはどちらも尊重すべき素晴らしいものがある。この文化の交流を見ることができたら、いですね」と岡島氏は熱く語ってくれた。

ボトムアップからの導入が、普及の鍵
〜まずは、トップとの信頼関係を〜

導入責任者プロフィール

 

株式会社永和システムマネジメント
代表取締役社長
西村 輝雄様


2008年8月に社長就任。社員に想いを伝えるツールとしてSKIPを活用している。

運営担当者様プロフィール

 

株式会社永和システムマネジメント

担当部長

岡島 幸男様

 

SKIP導入から運営を担当。社内風土を踏まえた運営を心がけている。

企業情報

株式会社 永和システムマネジメント

220名

・情報システム開発および構築
・パッケージの開発および販売
・コンピュータおよび周辺機器の販売
・ソフトウェア開発技術に関するコンサルティングおよび教育

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